湯坂路 |
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湯坂路★箱根で骨を折り損。 |
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鎌倉時代に箱根越えの人でにぎわった 歴史を刻む湯坂路を走る。 7月の箱根は緑で溢れ、温泉街は活気で溢れている。 湯本温泉のにぎわいはすぐに消えるが、車の混雑は 湯坂路をMTBで走る人なんて果たしているのか? 車はここに置くとする。 いざ、湯坂路へ。 彫刻の森美術館の駐車場からバイクを走らせると、 千条ノ滝の登山道から登る。 ここからから急坂をひたすら担ぎ上げる。 浅間山の山頂まで800m! いざ! 恐ろしく勾配のきつい斜面が容赦なく続く。 「2時間はかかるか・・・」 ハイキングに来たカップルの話し声が下の方から 押してなんて登れずに、担ぐだけ。 カップルに追い越され、中年ハイカーに追い越され、 分岐点に着いたらしい。浅間山まであと5分。 緩やかなバイク走りやすい尾根道が続くのだ。 山頂は、広場になっていて、湯本から登って来たハイカーの方々が 「どこから来たの?」 ハイカーに突然聞かれ、「千条ノ滝からです」と答える。 自分のバイクが何段変速するのか咄嗟に答えられずに、 湯本へ下ることを言うと、 そんな暖かいお言葉をいただいて、本日のダウンヒルを楽しむことに。 ほぼ平坦なシングルトラックが続き、快走モードに突入。 景色も堪能したいため、 緩やかではあるが、やがてスピードはどんどんと上がってしまい、 <これはまずいのでは?> 軽いギャップを超えようとした瞬間、コントロールを失い、 大転倒! あ〜今日はやるまいと思っていたのに・・・。 転倒の瞬間、左膝を強打。体は肋骨あたりから地面に着地する。 着地の瞬間に肋骨が”ぐにゃ”となり、いや〜な感覚が胸部を襲う。 「骨が逝ったか・・・」 骨折を予感して立ち上がる。すぐに後ろを振り向き、 見られていなかったらしい。見栄っ張りぶりを発揮。 息ができるかまず確認してみる。 左膝、流血。 しばらくは押して下らなければならなくなったことに腹が立ち、 これ以降は、とぼとぼ押し歩きになり、体の調子を気にしながら、 深呼吸すると、肺が痛いことに気づく頃、 しかし、この石畳が出現して以降は、 階段状の下りは数知れず、散々バイクを引きずりまわす。 <それにしても丈夫に出来ている。>バイクに感心。感謝。 今日の短いツーリングは終わる。 ----------------------------------------------------------- 後日、笑うと肺が痛い日々が3週間程続いた。 たまりかねて、医者で診察したところ、肋軟骨骨折という診断が出た。 ----------------------------------------------------------- |
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