御岳山・日の出山

御岳山・日の出山★ハイキングの名山でRide!

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御岳山日の出山」までは埼玉県の長瀞から正丸峠を抜けて行く。
山あいの小さな町ではあるが一応は東京都。

多摩川上流部でこの先には奥多摩湖がある。
自分に走れそうな場所はないかと本屋へ行って探し、
御岳山日の出山」は<2時間登頂ハイキング>という題名の本に
掲載されていた。

体力的に軽めの安心コースが売りのこの本。

MTBツーリングBook関東版にも、「金比羅尾根コース」として
掲載されている。

目的は登山ではないので、なるべくハードな山間部は
避けるようにしている。
自分のコース選びについては、いつも気軽に行ける感覚を最優先する。

御岳山の麓からは山頂までケーブルカーが走っている。
駅員の方に聞いたところ自転車持ち込みOKということだった。
輪行袋に入れて持ち込めば、持ち込み料金はいらないとのこと。

凄く魅力的な事だが、あえて山頂まではバイクを押して登ることにした。
最近バイクとの一体感を感じられない事が多いので、
体を少しでもなじませる為に必要な作業として受け入れる。

標高差は約450m程だろうか。目の前にはハードな急坂が待っていた。

残念だがあいにくの天気。
小雨がしとしと降り、行く手は霧が包む。現在午前9時。
上方から下ってくるMTBに乗った人とすれ違う。

MTBツーリングBook関東版には<健脚なら自走することも可能だろう>
と記載されていたが、徒歩でもきついこの坂を自走するなんてことは
考えられない。

1時間半ほどで山頂へ着く。
狭い山頂部周辺に宿屋らしき建物が所狭しとならんでいる。

大学の登山部御一行様などの宿泊者案内版が掛かっている。
こんな天気の中でも、登山者やハイカーが大勢歩いていて、
この少し上の武蔵御岳神社方面へと流れていった。

途中の日の出山分岐で、数件並ぶ宿屋の軒先を抜け、
再び山の中へ。数十メートル先は霧の中に隠れているみちを下る。

日の出山山頂付近まではしばらく下り。
走りやすいマウンテンバイク向きの素敵なみちだ。

この霧も逆にスリルがあっておもしろいとさえ感じ、
体調が良い時は仕事もそうだが、"何をやっても楽しいものだ"

"体が基本"などと考えてみたりする。

次回に挑戦しようと思っている「金比羅尾根」分岐を、
「日の出山」方面へと進む。

徐々に登り加減が険しくなり始め、
「日の出山」山頂が近いことが分かる。

山頂へは石段を登るのだが、手前の公衆トイレの分岐点を
右へくだり、三室山方面のコースを辿る。

やや細いシングルトラックは「日の出山」山頂から下るコースと
交わるのだが、こちらから下った方が120%良い。

山頂からのコースは、木の根が張りだし、ほとんど階段となっ
ているコースが続き、乗車出来るようなみちではなく、
楽しさ半減。乗ってなんぼのマウンテンバイカーにはお薦めできない。

細い道幅のシングルトラックで、登りのハイカーと、
右側の谷に注意しながら、霧で霞む深い木立の中を突っ走る。
快適な"やまみちライド"を満喫。

やや先方、このみちを登ってくる人影が見える。
マウンテンバイカーだ。

この激坂のため、かなりの低速でフラフラしながら近づいて来る。
よく見れば、ストイック(勝手に決めた)な外国人。
道を譲ったら「ア・リ・ガ・ト・ウ」とお礼を言われた。

手足が長くてかっこいい。
「もうすぐ頂上だよガンバッテ」とはシャイな自分(39才)は
言えなかったが、自分の目の前を通り過ぎ、登って行く後ろ姿を
しばらく見守った。

自分なら押して登るであろうこんなせまいみちをなぜ・・・。

「やっぱりMTBの本場、アメリカ人だな」と勝手に納得して、
自らも"ガンバロウ"と勝手に意気込む。

しばらく下ると、みちは踏み固められた走りやすいみちへと変わり、
道幅も広くなる。ハイカーの人達と挨拶を交わしながら、
一度林道を横切り、三室山へのコースを辿る。

植林地のこの林は、切られた木や、積まれている木の香りが
いっぱいに立ちこめている。杉の木だろう。

建てたばかりの家の匂いというべきなのか、なにしろ心安らぐ
いい香りがする。時折バイクを止めて自然の恩恵を感じながら、
ゆっくりとバイクを走らせる。
先に走ったシングルトラック以上に快適なみちに顔がニンマリ。

青梅市梅の公園近くになると残念なことに、この快適さは失われ、
段差の激しい急な下りになってしまう。
ほぼ180度に曲がるタイトなカーブを乗車したまま抜けるのは、
今の自分の技術では無理。担いで降りた方が安全。

住宅街を抜けて、多摩川を渡り、ひなたわだ駅へ着く。
バイクを置き、JR青梅線で車を取りに行った。

楽しい旅だったが、やはり、トレイルライドは晴れの日に限る。
ここ2週間程、週末に雨が降り続いている。
木立の中の景色や、山頂からの眺めが全く楽しめず、やや不満ぎみだ。

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