鐘撞堂山

鐘撞堂山★里山でFun Ride。

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鐘撞堂山」は埼玉県寄居町にあるハイキングで有名な里山だ。

低山だが、山へ一歩足を踏み入れれば、そこは、
どこかの山奥とあまり変わらない風景がある。

自分にとっての"素敵なやまみち探し”は里山であるほど望ましい。
気軽さが基本。JRの電車が走る音が常に聞こえても、
そこに"素敵なやまみち"があればあまり関係ない。

円良田湖畔から、土石流注意の警告版の脇の斜面をひたすら登る。
北尾根コース。そしてこの日も雨はやまず、低山のため
霧こそ出ていないが、体に絡みつくような雨が気持ち悪い。
防水スプレーをかけたはずの靴の中にわずかに雨が進入する。

勾配はなだらかなのだが、みちは細く、ちょっと横にそれれば
谷へ落ちてしまう。時折現れる急な傾斜は、低速になるために
バランスが取りづらく要注意。

低く生える草が足にまとわりつき、ズボンの裾はすでにビッショリになりながらも慎重にバイクを進める。

北尾根ピーク前の急な斜面は担がなければならず、14kgを肩に背負う。
いつものこの作業はあまり長い距離はもたない。
20mもないであろうみちを登る切る頃には息も上がりはじめ、
尾根上案内板につくと<ゼーゼー>激しい呼吸にしばらく苦しむ。

鐘撞堂山」山頂はもう少し上。登りの時はいつも、なぜかせっかちに
なり、先へ先へと気ばかりが走る。
そのため、時間はたっぷりあるはずなのに
"ちょっと休もう"があまりできないことが多い。

山頂にはあずまやと展望台があり、里山ハイキングの名山と分かる。
あずまやには年輩の夫婦が先に座っていた。

「ここまで自転車で」「プロですか?」と聞かれた。
なんのプロのことを言っているのだろう?

北尾根出口から見て右側に進むと階段があり、
その先に、"理想の下り"があることを期待しながら先へ進む。

この近辺では有名なハイキングのコースなので、
石や木の枝も転がっていなく、適度に踏み固められた土は走りやすい。
ハンドリングのみに専念できるので楽しい。

結局、下ったり登ったりの繰り返しになるが、トレイルライドの旨みは、それなりに味わえる。

ちょっと考えてみた。

「トレイルライドとは、"やまみち(自然の地形)を走るということ"。
人間の事などお構いなしの大自然は様々な地形を造り上げている。
そこには当然登りも含まれる。下りのことばかり考えるのもいいのだが、
"大地と遊ぶ、地球と遊ぶ"と考えれば、自然が織りなす地形を
素直に受け入れることができなければ、地球と楽しく遊べない。
わかってはいるのだが、登りが大嫌いな自分は、
この趣味を始めた当初からただ単純に専用コースを下る
ダウンヒラーに成りたかったのかもしれないとも感じる。でも、
大自然の雄大さに心癒されるすばらしい感覚は捨てがたい。
同じコースを何度も下るダウンヒル専用コースにはあまり魅力を
感じないのも事実だ。」

所々にオリエンテーリング用のBOXが設置されてあったり、
コースを導く青いビニールひもが木に巻き付けてあるので、
迷うことはない。
たとえ間違えても必ずどこか民家の軒先にでも出るだろう。

時折出現する急坂にフルブレーキで対応するが、たまに失敗。
この雨のために後輪がロックするとともに滑り出し、スピードは落ちているがそのまま降下。

どうすることも出来ずに自らバイクを投げ出し転倒。

「ちょっと大地と戯れてみた。」こう考えれば転倒もまた楽しい。

別段たいしたこともなく、再スタート。
こんなことが今まで何度もあったのだが、
常にこのバイクは何事もなかったように、普通に走ってくれる。
本当に頑丈な自転車だと改めて感心する。

バイクを自在に操って、細かなコーナーを走り抜ける。
本日の一番楽しい時間があっという間に過ぎる。

<R140 よりいえき> 木の板に手書きの案内板が現れたら、
ゴールは間近。テクニカルな最後の下りを楽しむ。
水道施設脇の出口に出て、目の前に続く100m程の急な舗装路を下れば
国道140号に着く。

泥にまみれたタイヤと衣服を見て、達成感を感じる。
この瞬間が大好きだ。

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