入山峠

ダークサイド★入山峠

Yahoo!ブックマークに登録

ダークサイド★入山峠

高速シングルトラック
★旧中山道
初心者は林道から?
★ 浅間2000m林道
難関また難関!
赤城★関東ふれあい道
ダウンヒルが楽しい
富士見パノラマ
★MTBコース
お手軽でもない
★信濃路自然歩道
里山で遊ぶ★鐘撞堂山
ハイキングの名山
御岳山★日の出山
絶景かな? 山中湖畔
大洞山★三国山
箱根で骨を折り損
古道★湯坂路
暑中!MTB別天地
★金比羅尾根
笹原を行く!
百名山赤城★荒山高原
御岳山起点コース3番手
御岳山★大楢峠
リバーサイド
ポタリング


ヒルクライム
について★考える

バイクショップ★巡り
初心者に捧ぐ
自転車★アイテム

Profile

リンクについて

自転車 01

自転車 02

自転車 03

自転車 04

自転車 05

アウトドア・
アウトドアスポーツ
クライミング・
ハイキング 01

クライミング・
ハイキング 02

ウォーキング
スポーツ・
フィットネス
ネイチャーワールド
トラベル
健康・美容
リビングライフ情報
いろいろな趣味
アトミックサイクル
自転車のきゅうべえ
ワールドサイクル
セレクトイット

ダークな入山峠

初めて、やまみちへ出掛けたのがここ「入山峠」。
軽井沢から横川に抜ける峠道。

事前にルートをネットで検索。初めてだけに入念に探す。
予定のコースとは正反対になるが、ひとつだけ自分が知りたい情報が
掲載されているページを発見。

横川から「入山峠」を登り、旧中山道を下るコースの紹介で、
目指す「入山峠」自体は部分的に舗装されていて登りやすく、
(自分の予定コースでは下り)初心者でもまず大丈夫。とのコメント。
なるほど、何はともあれまずは行ってみよう。

当日は車にバイクを積み、軽井沢まで妻に同行。
途中から一人で峠へ向かう。

この趣味を始めた当初は近所のサイクリングコースを走っていた。
やまみちへ入ることはあまり考えていなかったので、
タイヤはセミスリックタイヤ。緊張のおももちで、いざ出発。

しばらく調子よく走っていたが、
周囲の景色がなにかおかしいことに気づく。

「まずい、道が全然違う」

軽井沢インターへの太い幹線道路をひたすら登っていた。
「入山峠」分岐のY地路がなかなか現れないので、"何か違うぞ"と思い、
山と高原地図で確認。

軽井沢駅前から碓氷バイパス方面へ向かい、
一つ目の信号が峠の分岐点と確認。すぐに引き返した。

「最初からこれか〜」

焦って体力消耗。すでに午後3時をまわっている。(出発が遅い)
峠の前には急な登りも待っているし、暗くならないうちに峠に入りたい。ますます焦りが入りつつ、峠分岐の信号まで辿り着く。

舗装路を道なりに進み、まばらに建つ住宅の中へ入っていく手前に、
峠の入り口はある。この入り口も分からずにうろうろ。
そこへちょうど通りかかった原チャリの配達人に道を聞いてみる。

「入山峠はここを登っていくんですか?」

「そうだけど、道が荒れてるよ」と、
自分のマウンテンバイクのタイヤを見る。"スリック?"

みちは上に続いている。よくあるジープみちで、車も通れる程の広さ。
漕いで登ったのもつかの間、勾配もきつくなり押して登るはめに。
きつい・・・。

しばらく登ると〈この先、橋工事の為通行禁止〉の看板出現。

"いきなりプレッシャー"。

その看板を回り込むようにみちがあるので
とりあえず前進することにした。

カーブを曲がると橋が出現したが、工事を行っている気配はない。
車で碓氷バイパスを上って行く時に見かける、
バイパス上に何本も架かっているあの小さい橋だ。

橋の上から撮影してみた。下を通っている車を見下ろしつつ、通過。
再び坂を登る。この辺りから道幅もだいぶ細くなり、峠道の気配が漂う。

そのうちにアスファルトが現れた。
ネットで読んだ舗装されているみちはここから。
というこは、ここから下りのはず。

待ちに待った下り。舗装路とはいえ楽しもう。

急下降するみちは、うねうねときついカーブを描く。
自分的にはかなりのスピードを出しつつ、
右に左にバイクをコントロール。ブレーキは握りっぱなしなので、
左右の手がかなり疲れる。

舗装路ということもあり、もしかしたら車が登ってくる心配もあったが、スピード緩めたら損とばかりに全開疾走。

「こけたら死ぬかも」

舗装路は手入れが全くされている様子はなく、荒れ放題。
しかも残念なことに峠は山の北側を巻くみちが多く、
しかも木々が覆い被さっているために光が届かず、全体的にうす暗い。

時折光が射すのだが、すぐに日陰になってしまう。

途中1カ所見晴らしの良いところに出る。
車で上る時に左側に見えるあの裏妙義方面の景色。
ひと休み。携帯カメラでパチ。

快調に進み、かなり下った所で分岐点へ着く。よし、地図確認。
すると右方向へと示すみち。上り坂だ。

「まずい、日が暮れる!」

ここも勾配のきつい登り。しようがなく渋々と登る。

そして、みちは行き止まり。
碓氷バイパスへ出る少し手前で、再びみちを間違えたわけだ。

正直、走る事でいっぱいいっぱいになってしまい、
途中の状況をあまり憶えていない。

ただうす暗いという印象の中を走ってきて、
地図上の"現在地点"だと思っていた分岐点などは
とうの昔に過ぎ去り、遙か麓に自分は立っていた。

いつのまに! 怖い怖い。山奥なら遭難か!?

そして正規ルートへ戻ると、野生の猿がこちらを見物。
こりゃまたでかい! 脅かさぬように 脇をそっと通り抜ける。

程なくして碓氷バイパスへ辿り着く。
上信越自動車道の橋げたを見上げつつ、コースを外れはしたが
達成感に満たされ自宅まで自走。

"もう来ることもないかな"。と思う。

Copyright (C) 晴れのちマウンテンバイク All Rights Reserved.